696キキキキ

696クロウサが綴る 696の世界

第8 あぐらでしーだ

東京生まれ

群馬育ち 

国籍は日本だが、

グンマーとしての誇りは捨ててない    いえ うそうそ。

 

ラテンなスパニッシュの母譲り的喧嘩っぱやさで、それなりに修羅場をくぐってきた…

っていうか、そんなフリもしたけど、

実は根暗。

でも ワリとモテる 派手な男が寄って来る

バカな女を騙そうとして あざとさ丸出しの身なりと言葉で。

好みの人は寄って来ない 寄って来る時点で敬遠する。…若干自意識過剰なのかも。

 

 

母は流行りモノ大好きで、クルクルバカのカワイイ人。

私はバカではない とは言えないが、少々変わった趣向に助けられてか 母の様に勘違い男に引っ掛かったりしないし、母譲りな容姿の恩恵に浴してもいない。

 

自分を美しいとは思わない

だいたい、他人の物差しを使うつもりもない。

誰がどう言おうと 自分の見た景色は自分で判断する。

よって 私は美人でもブスでもなく このぶっきら棒な顔の よくいるハーフだ。

性格は… だから、変り者。…だから、性格ブス という評価もあるという事。

 

スタイリッシュな服装や 洒落たお店や ポップミュージックや キレイな高級車や キメキメのマシンや それの似合いそうなイケメンや 話題のラーメン屋や お祭りや 花火大会や 観光地や 回転寿司や ライブや スポーツ観戦や コメンテーターや 正義の味方や 珍走団や 暴力団や 営業電話や 全ての権威 が どうにも苦手。

 

とはいうものの、ハッキリとした好みや哲学があるわけではない。

 

 

26年

経った

昨日。

 

淡々と生きて来たけれど、何かが起こるのを待っていた26年。

色々あったなぁ~ って、何があったかなぁ~。。

苦手な事から逃げ続けていた様にも思うし、

上手く逃げられてそこそこ快適だったなぁ とも思う。

 

 

 

ソロバンが好き。

 

私がそろばんに興味を持った理由は、単に 人気の無い習い事だったのかもしれない。

母に頼んで最初に連れて行ってもらった教室はすごく怖かった。

人気が無いと聞いてたのに、大勢が並んで黙々とお経の様なフレーズの中でパチパチしていたから。

もう一度頼んで別の小さなそろばん教室に行くと、2人しか生徒が居なくて気に入った。

7年半通って その間の最多生徒数は5人だった

 

今はソロバン教室を自営している。

 

 

 

母は 波乱万丈人間

情熱と覚悟と根性と気楽さで渡って来たバカでカワイイ人。

なのに 私には、情熱や覚悟よりも 正直さ の強さを教えてくれた。

太陽の様な母に ささやかな反抗をしながらも、顧みればしっかり正直者になっていた。

『正直』な自分に頼ってきた26年にも感じる。

 

 

孤独を感じる。

 

正直な気持ちが前に出過ぎれば本当に独りになるから、当然愛想にも気遣った。

でも、そのぶん余計に孤独に陥る。

他人を敬えてないのではないかという自己嫌悪がひょこひょこ顔を出す

色んなものから逃げてきた罪悪感がヌルヌルまとわりつく

それでも幾つかのチャレンジをものにもしてきた自負もあるにはある。

その成果さえ、とてつもなくクダラナイ事に思えてしまう…

そんな時 パチパチとソロバンを奏でる。

 

 

ソロバン教室経営だけでの生活は厳しい。

ビラを撒いたり

くちコミを促したり

策は練ったが、力及ばず、

最近 アルバイトを始めた。

 

デパート内のスーパーのレジに並ぶお客様の買い物をバーコードでピッ ピッ。

お札も小銭も勝手に読み取って自動でおつりが出て来るのだから、

 

(そろばん… 要る?)

 

と 吹き出しそうになって 鼻がツンとして 咳払いして誤魔化す。

 

 

 

デパートのクリスマス商戦 その舞台裏。 

休憩のため従業員通路を入っていくと 着ぐるみのクマが歌の練習をしていた。

(イブの催し物かぁ…) 通りすがりに何気なく聞こえる詩。

 

「お姉さん 心がストップしているね シケた面だな真面目さん 君もお星さまだから 無敵に光ればいいんだぜ 暗い宇宙を照らすのも誰かの放つリフレクション 適当適当敵とも適当 星は無数にあるけどさ 同じ星は二つと無い 好きも嫌いも適当に 意地も努力も情熱も 素敵に適度に寄り添って カッコ悪く生きてって 最後に言おう ありがとう」

 

 

変な歌だと思いながら、何故か足を止めていた

気が付くと笑っていた 

そして、少し 泣いた。

 

 

他の皆が足を止めなかったのは そのおかしな歌詞がスペイン語だったからだと後になって気づいた。

 

スペイン人の母は、唯一の家族である私にスペイン語を教えながら育てた。

孤独な異国の日本で。

貧しく侘しい暮らしの罪滅ぼしでもあったのだろうか。

それでも、そろばん教室には通わせてくれた。

 

(テキトー テキトーか)

 

ふと 気楽な母のカワイイ顔が浮かぶ

よく歌っていたな que sera sera。。

 

スペイン語由来の言葉だそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

んぐらてぃあす