696キキキキ

696クロウサが綴る 696の世界

第 32 てちゅんねよ

「ソルル。。 あなた、プリン2つ食べたでしょ。」

『うん! マシッソヨだったよ°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°』

「だったよ°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖° って… わたしのプリンは。。」

『ハッ!Σ(゚д゚lll)ガーン ゴメーン!ミカエル氏に頼んで早速ご用意いたします!!_(._.)_』

「他力本願過ぎ。。 まぁ良いけど 頑張って仕事したんだからさぁ二人でさぁ~…」

『エクレア食べてよエクレア! 真弥ちゃんエクレア好きだったじゃん! ミカエル氏に真弥ちゃんの職後のデザートとして頼んでおいたんだよ~』

「え? そうなの? 2つずつあったから プリンとエクレアを1つずつ食べるんだと思ってた~ ごめーん 勘違いだったのね~(;'∀')人 ソルルちゃんがわたしの好みをちゃんと注文してくれてたなんて嬉しい~(´;ω;`)」

『いえいえ 分かってくれたなら良いのよ~(*´∀`*)あのエクレアも美味しかったから是非たべてみてね~』

「ハッ!Σ(゚д゚lll)ドーン エクレア… 1個しかねーって事じゃんかヨォ‼ 。。(# ゚Д゚)コロス…」

 

 

 

 今回の大仕事の前に 天国シスターズの二人は目の前の好物(カツ丼)を忘れるほど真剣に話し合った。

多くの人々が集う 広い会場で、どの様にすれば 人それぞれに尻込み 逡巡し たゆたう気持ちをたわやかにたおやかに優しく鎮められるだろうか…と。

 

当然、いくら考えても答えなど出ないのだから、二人で歌を作って『歌っちゃう⁈』ことにした。

ソルルの発案だった。

歌詞は二人が適当に紙に書いたバカみたいにベタな想いの言葉を並べた。

最初、お互いに恥ずかしくなるほど純粋な気持ちを持ち寄って

例えば、『いきなり幸せって言葉を持って来ようよ!あえてだよアエテ!』という風にソルルが言えば、「それいいね!幸せなんて言葉 死後のわたし達にさえ死語みたいな恥ずかしい言葉だから、逆にそんなものにおもねらずにその先に行っちゃおうみたいな詞にすれば(幸せ)って言葉の意味も軽快に優しくなるかもね~」と真弥が重ねる。

『私の好きなユエの曲も 歌詞なんてベッタベタな作文みたいなものだけど、何度も聴いてると歌の物語に入り込んじゃうのか 何故かどの歌も好きになってくるんだよね~』

「それ、単純接触効果ってやつじゃないの?w ソルルって純粋で良い子だもんなぁ。。」

 

歌詞は案外すんなり出来上がった。  

なかなか好い詞になったので、冷えたカツ丼も美味しかった。

 

 

 

世界連邦平和協議会発足記念シンポジウムの会場

最初は手をつなぎ それから両端に別れ それから各席を回り たまに立ち止まり

彼女達は 歌い続けた。 

何時間も 何百回も。。誰にも聞こえないけれど 皆の身体を包む温かい空気の様に。。

 

 

 

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幸せに向かって 幸せの向こうへ

足がすくんでも 闇に包まれた時でも

立ち止まる弱さにも何かが 目を閉じたとしても見えるはずさ

全てはここにある 全てはそこにも広がる

 

何処を見ているの 何を追いかけるの

心は知ってる 自分を捜して 見つけて 晒して

 

おにぎりをありがとう 君の手のひら

温かくしていてね バカ話を聴かせて

幸せはそこから 幸せはここから

君の見える場所に 君が見せる場所へ

 

 

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 会場に渦巻く 多くの やましい魂は なよらかに静まり どうしようもなく救われた。

 なぜ泣いているのか分からず首をかしげ はにかみ 微笑む人さえ居た。

 

 

 

 

「ねぇ ソルル。。 わたし達って…  歌うの  すごく下手だったね(;'∀')」

『うん! ミアネヨ~だったね 後半二人とも泣きながら歌っちゃってたからね。。』

「ミカエルさん、よくこんな提案にOKくれたよね?なんでだろうな…」

『私が 真弥ちゃんは歌上手いんですよ~って言ったからかなぁ。。』

「ゲゲゲっ! なんでそんなウソ言ったのー⁉サイアクーΣ(゚д゚lll)ズーン」

『嘘じゃないよ 真弥ちゃんの鼻歌毎日聴いてて 好いな~って思ってたもん。だから、この作戦思いついたんだもん。真弥ちゃんの声って とっても癒されるのよ~』

「ほ ほんと? わたしの声って。。 そうなの かなぁ…(n*´ω`*n)ありがとうソルル…」

『いえいえ 本当の事だからお礼なんていいのよ。今まで何度も 真弥ちゃんの独特なメロディについつい吹き出しちゃって滅入ってた気持ちを元気づけてくれたんだもんw

はい エクレアどーぞ(∩´∀`)∩』

「ぐぐッ。。  このド天然幸せの向こう少女ガ…  (# ゚Д゚)ロコス…」

 

 

 

 

 

 

くれぴょなげ